うめこの開発日記

PCゲームや人工知能関連の話題についての日記

PycharmをUbuntuのランチャーに登録する

linux版のpycharmは.shファイルなのでその都度コマンドを走らせる必要があります。
毎回入力するのは大変なので、ランチャーに登録します。
そのまま、.desktopファイルを作成するとファイルの編集権限やroot問題等あるので、1工夫加えます。

まず、.desktopファイルを作成します。

vim ~/.local/share/application/pycharm.desktop

.desktopファイルの中身は次のようにします。[USER_NAME]の部分には自分のユーザーネームを入れてください。

[Desktop Entry]
Version=2018.1.2
Type=Application
Name=Pycharm
Icon=/home/[USER_NAME]/pycharm-2018.1.2/bin/pycharm.png
Exec=gksudo -S -k -u [USER_NAME] /home/[USER_NAME]/pycharm-2018.1.2/bin/pycharm.sh
Comment=pycharm!
Categories=Development;IDE;
Terminal=false
StartupWMClass=Pycharmapp

するとランチャーの検索にpycharmが出てくるので起動します。
f:id:aniharu:20180910211025p:plain

あとは、起動したランチャーにあるpycharmのアイコンを右クリックして、ランチャーに登録するだけです。


ポイントとしては.desktopファイルのExecで

Exec=gksudo -S -k -u [USER_NAME] /home/[USER_NAME]/pycharm-2018.1.2/bin/pycharm.sh

としているのですが、単にshファイルをしていすると、ファイルの編集権限がなくpycharm上でエラーが発生します。
そこでgksudoを使うのですが、-uで指定したユーザーで実行をするときにrootを指定してしまうと、今度はpycharmで作成したファイルの作成者がrootとなってしまい、ubuntuファイルシステムで操作が出来なくなってしまいます。
毎回権限を変更して編集等するのは大変なので、実行者は-u [USER_NAME]で自分を指定します。ただし、このままだとやっぱりファイルの編集権限がないので-Sオプションを付けます。これによって一時的にsudoでの実行となるので、ファイルの編集権限があり、実行者が自分のpycharmをランチャーに登録することができます。